遺言書作成で生前整理を始めませんか?(前編:生前整理とは)

皆さんこんにちは、相続遺言専門の行政書士「いもと」です。

最近、生前整理やエンディングノートについて調べる方が増えているようです。

新型コロナウイルスの影響や災害など、家族に会えないまま突然亡くなってしまうのではないか?

新型コロナや災害に限らず、認知症などで家族に自分の希望や意思を告げることが出来なくなる場合もあります。

相続手続きは、準備をしていた場合とそうで無い場合では手続きの難易度にかなりの差がでます。

配偶者や子どもに迷惑をかけないためにも生前整理を始めてみませんか?

この記事では、生前整理でしておくといいポイントや遺言書について前半と後半、2つに分けてご紹介します。

まずは生前整理についてです。ぜひご覧になってください。

遺言書を作るときに準備する物は生前整理に役に立つ?

生前整理とは、相続時の手続きをスムーズに行えるようにして、相続人が大変な思いをしないでいいようにすることだと思います。

遺言書もその一つで、遺言書があることで相続がスムーズになることも多くあります。

遺言書を作るときの準備物に、住民票や戸籍、財産の一覧、保険等の証書などがあるのですが、

その準備物は、生前整理にもとても役に

それぞれどんな物が必要か、確認していきましょう。

生前整理 戸籍編

戸籍の必要性についてお話しいたします。

相続時には、亡くなった方の出生から死亡までつながった戸籍謄本が必要となります。

種類で言えば除籍であったり、改製原戸籍であったりといろいろですが、とにかく生まれた時から現在までの戸籍が必要で、

その戸籍によって亡くなった方の相続人が誰になるのかが確認できます。

なぜ先に戸籍を集めておく必要があるのかと言いますと、

生きてるうちに本人が取る方が断然簡単に取れるからです。

本人が免許などを持っていけば取れますし、本籍の移動についても自分で分かっている可能性が高いからです。

戸籍の収集は相続手続きの中でも大変のことの一つです。

なぜなら亡くなった方の戸籍は本籍地でしか取れないからです。

例えば香川県高松市に本籍がある人の戸籍は三木町では取れないし、

もっと言えば、県外に本籍を置いてある人は、そこでしか取れません。

直接窓口に行くか郵便で取り寄せるかになります。

しかも、本籍を転々としている人は、全ての本籍をたどって出生から死亡までの戸籍を集めなければなりません。

大変ですよね。なので先に自分で出生から今までの戸籍を集めておけば、相続人は最新の戸籍を取り寄せるだけで済みます。

戸籍は過去の変わりようのない事実がのっているので、使用期限はありませんので、

安心して事前に集めて保管しておいてください。

生前整理 財産調査編

次に財産調査についてですが、

財産は一覧にしておくか、一つにまとめておくのが良いと思います。

もしも通帳等を自宅の金庫や貸金庫にしまっている場合はせめて置き場所は伝えておきましょう。

財産の調査で一番相続人が困るのは、財産がどこにあるのかが分からないことです。

どこの銀行で口座を作っているのか、自宅以外に土地や畑はあるのか?

証券やネットバンクに登録していると、なかなか見つけることは出来ません。

明細や通知をメールで済ませている場合はもっと探すのが困難になります。

また、特に多いのがお母様が配偶者や子どもの名前で口座を作っている場合などで、

亡くなった方の名前で探しても見つからずにそのままなかったことに・・

なんてことも有ります。

せっかくの預金がもったいないですよね・・

亡くなった方の預金をノーヒントで見つけるのはなかなか大変です。

近くにある銀行全てに問い合わせなければなりません。

出来ればヒントを残して欲しいですよね。

特に認知症になってしまった方は通帳や大事な書類を隠してしまうことが多いです。

本人が隠した場所が分からなかったり、探しても見つからない場合も多いので、早めに遺言書に添付しておいたり、信頼できる人や場所に預けたりしておきましょう。

土地や建物についても、住んでいる地域以外の土地は見つけるのが難しいので、毎年届く固定資産納税通知書なども預けたり記載しておくようにしましょう。

生前整理 保険編

もう一つ大事な物が保険です。

保険は、セールスの方がおうちに来ている方は亡くなったことに気がついて手続きについて教えてくれることもありますが、

ネットで申し込んだり、店舗で申し込んだ場合はそのままになってしまうことがあります。

契約者が奥さんだったり旦那さんだったり、亡くなった方の名前で調べても見つからないこともあります。

それにどこの保険と契約しているか分からない場合は、いろいろな会社を調べなければなりません。

ただ、保険に関しては毎年10月ごろに控除証明書が届くのでそちらで確認が可能です。

しかし、契約の内容によっては契約者の変更や受取人変更の手続きなどがありますので、早めに変更ができるように準備しておいてあげてください。

さいごに

いかがだったでしょうか?

生前整理を考えた時にときに、最低でもしておいた方がいいことは

1,自分の戸籍の出生から現在までをそろえておく

2,財産について一覧にまとめたり預けたりその場所について伝えておく

3,保険についてもつまびらかにして、早めに手続きができるようにしておく

他にも、断捨離や各種解約のまとめ、お墓や仏壇、家や土地について等がやっておいたほうがいいことはたくさんあります。

そちらについてはまた機会があれば書いてく予定です。

まずは次回、生前整理で遺言書はどのような効果があるのか?についてお話ししたいと思います。